実は良くある勘違い
仕事の休みにはしっかりリフレッシュをしているのに、疲れが中々抜けない。
- 仕事が嫌いだから
- マンデーブルーだ
その理由を説明する論理は色々ありますが、実はもう1つあります。
カラダが休めていない
これは20代~30代にかけて特に多いです。
この様に仰る人も多いです。
リフレッシュとレストが
混同している証拠です。
私達には「リフレッシュ」と「レスト」という2つの休息がある事を知っておいてください。
リフレッシュは「脳」
休みの日の気分転換。それは基本的に「リフレッシュ」です。
- 車で旅行
- テーマパークへ
- 街に出掛ける
- 友達と飲み会
こういったイベントごとは「脳のリフレッシュ」であり「楽しい」という「脳の快感覚」が満たされます。
テンションが上がる「脳の報酬系」のイベントです。
これは自律神経が交感神経優位になるのでカラダは余り休む事はできません。
「カラダのレスト」は無く、心地よい疲労感がカラダを包み込みます。
「脳は喜び、カラダは疲れる(自覚は無い)」
これがリフレッシュです。
レストは「カラダ」
一方「のんびりする」という様に「何もしない」事に時間を使うのは「レスト」です。
- 家でのんびり
- 人里を離れてのんびり
- 携帯を持たずにのんびり
5感を余り使わず、休ませることによって「カラダをレスト」します。
これは自律神経が副交感神経優位になるのでカラダはしっかり休む事ができます。
「脳のリフレッシュ」には少し弱いですが、カラダは緊張から解放され「溜まった疲れ」を回復させます。
「脳は余り喜ばないが、カラダはしっかり休める」
これがレストです。
リフレッシュ過多が増えている
ストレス社会と呼ばれる現状、ようやく迎えた休日は多くの人が「ストレス発散」に使います。
完全なリフレッシュです。
溜まった心の負担を吐き出すには最適ですが、カラダとしては少し辛い。
仕事で5日間疲労を蓄積してきた身体に、更に「”心地良い”疲労」が追加されるのです。
更には美味しい物を沢山食べるので胃腸にも大きな負担となります。
カラダが全く休めていない
リフレッシュした脳と疲れた身体で月曜日が始まる。
このループが何周かすると徐々に症状が出てきます。
- 眠りが浅い
- 朝、起きれない
- カラダが常に重たい
- 頭を動かすとふらつく
- 集中力が持たない
- すぐに肩が辛くなる
- 貧血気味になる
これは「リフレッシュ過多」による「レスト不足」に良くあるケースです。
脳は満足
カラダは疲労困憊
結果として「日常に支障をきたす」事になります。