【初めに】当HPの内容は全て院長個人の見解である事をご了承下さい。私自身が臨床を通して見てきたモノをお伝えしています。
脊柱管狭窄症や腰椎すべり症の症状を軽減させる方法として「ステップ(段差)」を利用するというものがあります。片足を少し高くする対策です。
〇〇
これです
これは膝関節と股関節を屈曲させる事で腰椎の前弯を軽減させる姿勢なので効果的です。台所や洗面所での作業がとても楽になるでしょう。
ただ「これのお陰で楽になった」とそのままにしているケースがとても多い。これは慢性化の代表的な要因ですからご注意下さい。「そこでゴール」になってしまうパターンです。※痛み止めや降圧剤を飲んでゴールになるのと同じ論理
あくまで対処療法
ステップ(段差)を活用しての症状軽減はあくまで「対処療法」です。カラダには依然として脊柱管狭窄・腰椎滑りという現実があります。それを解決しなければ痛みは収まってくれません。
痛みを「散らす」手段を手にしたことで生活への影響は最小限に抑える事ができていますが、その間に「ステップ(段差)」が無くても痛みが出てこないカラダを育てる必要があるのです。
対処療法とは「繋ぎ」であるとご理解下さい。対処療法が「今」を繋いでくれている間に「根本解決」を図るのが健康なカラダを育てる王道となります。