自分を使い切って生き抜く事。それは健康を「攻める」という事。

改善・回復が早い人の特徴

  • 2024年11月27日
  • 2024年11月27日
  • 解説

あくまで私自身の「臨床上の経験則」となります。

シンプルな結論

信頼関係が結べた方

この一言で全て事足ります。

以下で紹介する特徴は全てが「信頼関係が結べた」結果に過ぎません。

逆を言えば「中々改善しなかった人」の選択は「信頼関係が結べなかった」結果に過ぎないのです。

改善・回復が早い人の特徴

  • リズム良く通院する人
  • 正しく宿題に取り組む人
  • カラダに関心がある人

この3点だけです。

この3点を満たす人は平均3ヵ月でカラダのカルテが「AA」に入ります。回を経るごとの回復ペースが早いのです。


1.リズム良く通院する人

  • 初期:隔週(月2):下半身
  • 中期:毎月(月1):上半身
  • 後期:随時(月1~2):連結
  • 安定期:年1~4:チェックアップ

キチンと身体の状態にあったリズムで通う方は早いです。

→中々改善しない人の場合
初期の時点で通院リズムがバラバラなケースが殆どです。

お忙しい事もあるかと思いますが、印象としては「優先順位が低いのかな」と感じます。

回復は「向けた意識」の分だけ早くなります。


2.正しく宿題に取り組む人

宿題とは「単にやればいい」訳ではなく、身体を扱う練習(機能訓練・運動療法)でもあります。

  • よくわからない場合は「聞く
  • 間違っていた場合は「修正をする
  • 正しくできているか「確認をする

感覚を掴むまでシッカリ取り組む人は効果を120%獲得し、身体がどんどん変化します。

(注)毎日かっちりする必要はありません。「できる範囲でキチンと」で十分です

→中々改善しない人の場合
これが割と多いです

  • 正しい形より自分の感覚を信じる
  • 自分の判断で色々取り入れる
    (※相談・確認無しで)
  • 感覚を磨こうとしない

この場合は良くて停滞、多くは悪化します。

その一方で、本人は「ちゃんと取り組んでいるのに何故?」と困惑されるケースが多いです。

これは「感覚の修正」が必要な状態でありながらその自覚が無い為に起こる悲劇です。

  • 「既に自分はできている」
  • 「(正しい動きが)よくわからない」

で済ませてしまう為、改善の道筋を自ら閉ざしてしまうのです。本人は無自覚

「今、わからない」はさしたる問題ではありません。

「理解しようとしない姿勢」
が大問題なのです。

なお、意外なことに「何処に行っても良くならない」と真剣に悩んでいる方にこのパターンが多いです。


3.カラダに関心がある人

最も重要なポイントです

カラダに関心がある人は身体の声に耳を傾けます。

何が問題で、何をすべきなのか。

自分の中で理解(納得/得心)が進むので回復も定着も早いです。

→中々改善しない人の場合
痛みにしか関心が無い」場合、即効性のある対症療法を好まれます。

結果「再発の度にパキポキ」という「再発ループ」に陥るケースが非常に多いです。

短い周期で繰り返されるパキポキによって関節は緩み、グラグラになっていきます。

即効性の代償として支払うには余りにも大き過ぎる代償です。

この慢性化は組織(靭帯等)の塑性変化(2度と戻れない)を伴うので非常に厄介な慢性化と言えるでしょう。