2025年8月は当院初の娘との長期休暇(1日~31日)を頂戴します。※お盆予約は26年度分から承ります。

新版:院長のヘルニア物語

11.院長、ビリビリ分析開始

会社からは自宅勤務の許可を得ました。それも会社より先に上司から直接許可が下りたのが大きい。

仮に会社が「No」と言っても上司は「構わん」と言ってくれるはず。そういう武闘派の上司でした。※上司は先輩ヘルニアン

これで時間は確保されました。何より4足動物化している姿を晒す必要が無くなりました。

ホッと肩の力が抜けたことを覚えています。※翌日、上司が凄まじい量のハーゲンダッツをもって陣中見舞いに来まして、無事に4足歩行を見られました。

これで会社の方は一段落。

次は「この謎の現象」です。未だに何が何だかわからない。

状況が見えない事、それが何より「不安」を呼び込む為、できる範囲で「状況の整理」から入りました。

  1. 寝てる時は嘘みたいに平和
  2. 仰向けでもうつ伏せでも平和
  3. 膝を曲げても平和
  4. 寝ている状態なら膝を持ち上げても余裕
  5. 寝返りだって余裕
  6. 背中を丸めている限りは普通に歩ける
  7. 一定の角度以上に腰を反ると・・・・・奴が来る

この「一定角度以上の腰の反り」に連動して「お尻からビリビリが伸びていく」という現象は本当に人生初でした。

院長
「腰を伸ばすと、伸ばした部分が痛くなるものじゃないの?」

腰を反ると「遠隔地」のお尻から下に症状が出てくる。伸びていく。それがどうしても理解できない。

何故、そうなる?

しかも、一定の角度までなら何をしても痛みが全く起きません。完全にいつもの日常です。

でも、その角度から先は話が変わる。「ビリビリビリビリビリ」と少しずつ何とも言えないツッパリ感がお尻から太腿裏へと伸びていきます

角度が浅めだとお尻周辺で終わり。角度を深くすると膝裏にかけて伸びていく。

広がっていくというより
枝が伸びていく感じ

症状が走るポイントが極めて「限定的かつ常に同じ」だったのも特徴的でした。

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